武雄青陵中受検②合格への道
前回はどのような子が合格するのかについて書きましたが、今回はどうすれば合格の可能性が高くなるかについて書いていきます。
☆合格への3つの条件
武雄青陵中に合格するためには『学校』『家庭学習』『塾』の3つがすべてうまくいくことが大切です。この3つにはそれぞれに違った役割があり、またそれぞれに合格に向けてできることがあります。
・学校でできること
まずは学校の授業をしっかり聞いて理解すること。適性検査の問題が難しいとは言っても、基本はすべて学校の授業で習った内容です。これをおろそかにしていると結局もう1度同じことを塾で勉強しなければならなくなり、無駄な時間を費やしてしまうことになります。また調査書の評価も下がってしまい、自ら合格の可能性を下げてしまうことにもなります。
次に、授業・委員会活動・学校行事などでは積極的に発言したり、自ら進んで行動したりすること。これは社会の中で求められていることでもあります。このようなことが身についていけば、自然と調査書の評価も高くなっていくでしょう。
・家庭でできること
まずは家庭の中でルールを決め、それをきちんと守ること。例えば『学校から帰ったらまず宿題をする』とか『ゲームをする時間を決める』といったことです。
また家庭の中で役割を決め、責任を持たせること。1つでも2つでもいいので家のお手伝いをさせて下さい。
次に実践的なことですが、新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりして下さい。(できればお父さんやお母さんも一緒に)そしてそのニュースについてどう思うかを子どもさんに尋ねてみて下さい。答えが間違っていてもいいですし、一言しか言えなくてもいいですので、何か自分の意見を言うまで待ってあげて下さい。
もう1つ、もし可能であれば子どもさんに非日常を体験させてあげて下さい。例えば普段行かない場所(博物館・美術館・図書館など)や普段しないこと(キャンプ・焼き物体験・和紙づくり体験など)です。これらの体験の中から子どもたちは多くのことを感じ取ります。ですから興味のあることだけではなく、さまざまなことを体験することが大切なことなのです。
・塾でできること
塾では、学校や家庭で学んだり体験したりしたことを再確認し、さらに適性検査の問題レベルまで引き上げていきます。具体的には、練習問題を解いたり、全国の適性検査の過去問題にチャレンジしたりするのですが、学校で習った基本をどこで使ったらよいかとか、これまでに経験したことを作文の中でどのように表現していけばよいかといったことをトレーニングしていきます。1度頭の中にインプットしたことを練習問題を解くことでアウトプットしていく。これが『わかった』を『できた』に変えていくことなのです。